校長講話「ふるさと窪田とSDGs」
2023年2月15日 18時48分今朝のテレビ朝会では、校長先生からふるさと窪田とSDGsについての
お話がありました。SDGsとは「持続可能な開発目標」と訳され、
今、世界的に注目されている理念、考え方です。
松山市は、令和2年度からSDGs未来都市に選ばれ、
各学校でも、ふるさと学習や総合的な学習の時間を中心に、
SDGsの視点から様々なものの見方や考え方を深めています。
まずSDGsとは、「自分だけ、今だけ」でなく、
「すべての人が等しく幸せな社会」「これからもずっと豊かな社会」の
ために、すべての人が考え、できることから取り組まなければならない
課題だと話してくださいました。
そして、そのヒントはふるさと窪田の歴史にあるということでした。
窪田の地は、昔は水不足に悩まされ、江戸時代にはたくさんの
餓死者まで出たこと、そこで多くの先人が、泉を掘ったり、
ため池を作ったりして、人々が安心して暮らせるよう努力を重ね、
現在の豊かな窪田を作り上げてきた、ということでした。
また、松山全体を見渡しても、昔からみんなの幸せや将来の幸せを
願って、教育や産業、文化や医療の発展に尽くしてきた先人が
たくさんいることをお話ししてくださいました。
SDGsは、決して新しい課題ではなく、身近に昔から多くの人々が
取り組んできた課題であることが分かりました。
また、私たちの豊かな暮らしや社会は、長い歴史のいとなみの上に
築かれていることも、考えるきっかけになりました。