奈良茶飯、牛乳、飛鳥汁、ホキの竜田揚げ、わらびもち

今日の献立は、『奈良県の味めぐり』献立です。「飛鳥汁(飛鳥鍋とも呼ばれます)」は、鶏肉や野菜を牛乳とだし汁で煮込んだみそ汁で、奈良県の郷土料理です。飛鳥時代に唐から奈良へやってきた使者が練乳のように牛乳を煮詰につめた「蘇」やチーズのようにさらに熟成させた「醍醐」という乳製品を伝え、孝徳天皇へ献上したところ大変喜ばれ、乳牛が宮中で飼育されるようになりました。これが、日本における牛乳飲用のはじまりになったといわれています。当時は、たいへん貴重で貴族の飲み物でしたが、僧侶たちもひそかに飲むようになり、そのうち飼っていた鶏の肉を牛乳で煮て食したものが飛鳥鍋の起源といわれています。
今日は、奈良県の郷土料理です。味わっていただきましょう。